聖女 さま いいえ 通り。 第29話 ドラゴンを即リリースする

『聖女さま? いいえ、通りすがりの魔物使いです ~絶対無敵の聖女はモフモフと旅をする~』のコミカライズ連載が先行開始

聖女 さま いいえ 通り

急かすような視線を向けられた神父は、腰を抜かした姿勢のまま、引きつった声を上げる。 今回の指揮を執っているのは私ですから、指示には従ってもらいますよ」 カナタから案を聞かされたメリッサは、要望通りにドラゴンの周囲から人払いをした。 殺すことを許容するとは思えませんね。 「それはあなたが反抗的だからです。 「分かってくれた?」 『ええ、分かりましたとも! 確かに私では旅の供をするには力不足ですな!』 まったく分かっていなかったが、都合良く解釈したドラゴンは潔く自分の至らなさを認めた。 しかし、それらはカナタの就きたい職業ではない。 絶対にこの子を仲間にすると心に決めた瞬間だった。

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聖女さま? いいえ、通りすがりの魔物使いです ~絶対無敵の聖女はモフモフと旅をする~

聖女 さま いいえ 通り

「可愛い可愛い可愛いぃぃぃぃぃっ……!」 呆れた様子の鳴き声でさえもツボに入るのか、カナタは巨鳥を両手で捕まえたまま、いやんいやんと体をくねらせた。 人形のように白い肌。 真の聖女の存在を知れば、あの毒婦が黙っているはずがない……!』 神狼は残った力の全てを振り絞り、この封印から抜け出す一手を実行した。 その者にとって、最も適性のある職を神が啓示してくださるのだ。 『不服か? だが、魔物の掟は弱肉強食。 仲間になってくれるかはそれから決めていいから」 怪我が一瞬で治って呆然としている毛玉猫を、カナタはそっとすくい上げる。 「これで、あなたの儀式は終了です。

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第4話 黒モフを癒す

聖女 さま いいえ 通り

学園内に建設された第三体育館には、中等部を卒業したばかりの少女たちが待機していた。 少なくともカナタの寿命が尽きるまではそばを離れるつもりはない』 『なるほど……。 コミカライズ版を読んで物語の続きが気になった読者はぜひ発売される原作小説も読んでみよう。 『ふむふむ、私にとっても寝床や食事を世話して貰えるというのはありがたい』 ドラゴンもカナタもギルドも王都民も、誰も損をしない解決方法だった。 『いや、仮にそうだとしても、呪いを解くには百万もの愛を集めなければならないはず。 抵抗しようとする度に発光し、神狼の力を封じている。 自分はモフ度が足りていないから駄目らしい。

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第4話 黒モフを癒す

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美しく、巨大な狼。 『して、どこまで覚えている?』 『魔王さまが身罷りになられたと聞き、とても信じられず魔王城に馳せ参じたのですが、ザーボックめに不意を打たれ、そこからは記憶が定かではありません。 カナタは不思議に思う。 カナタさん、あなたならきっと聖女が適性職に現れますよ」 「我々教師一同、あなたをこれまで指導できたことを誇りに思います!」 「成人の儀をこれほど楽しみに思ったことが今まであったでしょうか!」 教師たちは会場の入り口で生徒を受け付ける仕事を忘れ、口々にカナタを褒め称えた。 大抵は一つか二つ。 これより成人の儀を執り行います。 前世を病室で独りぼっちに終えたカナタの目的は、世界中のモフモフと仲良くなって、可愛がることだけ! 東にモフモフを狙う竜がいれば大魔法でお仕置きし、西に悪臭騒ぎがあれば毛並みが臭くならないように都市丸ごと浄化する!と、モフモフのためチートパワーを使ってたら、ついでに救われた人々からいつの間にか聖女と崇められていて……!? 「大丈夫? すぐに助けるからね」 カナタは空の巨鳥を睨みつけながら、背後の毛玉に声をかける。

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第29話 ドラゴンを即リリースする

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損をするのは、貴重なドラゴンの生体が手に入るとぬか喜びしていた研究所だけだ。 「あ、あった……」 全ての職業をカナタは確認し終え、ようやく目当ての職業を見つけることに成功した。 その隙を逃す巨鳥ではない。 『ち、違いとは?』 「ひっくり返ったザッくんの愛らしさと言ったらもう! もうもうもう! お腹にダイブしたい!」 したいと言ったときには、すでにダイブしていたカナタであった。 「あ、あなた、いいいい、いまままま、何の職業を選びましたかっ? まさかまさかまさかっ、まさかとは思いますがっ! 私の見間違いだとは思いますがっ! まさかっ! あなたっ!」 「はい、私が選んだのは【魔物使い】です。

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聖女さま? いいえ、通りすがりの魔物使いです ~絶対無敵の聖女はモフモフと旅をする~

聖女 さま いいえ 通り

「こ、こんな数の啓示、見たことがない……!? 1000? 2000? 私が見たこともないような上級職まで全て網羅されている……!!」 老境にさしかかった神父は、ずれた眼鏡を直すことも忘れ、呆然と光の柱を見上げる。 カナタは聖女スマイルの下でケモノ色の欲望を渦巻かせた。 これから一生の友となるかもしれない相手だ。 聖女のごとき微笑みの裏で、カナタは血涙を流しながら我慢した。 カナタはそのことを胸に刻み、儀式の会場へと足を踏み入れる。 『会いたい……。 『ど、どうやら魔王さまのおっしゃる通りのようですね。

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